2021/04/04 17:26
2013年の春、27歳で焼き物の学校を卒業し、
作家さんや窯元の下に修行や弟子入りしたり、
とりあえず一旦別の仕事に就くこともしなかったので
そのまま独立というカタチになりました。
陶芸家の卵と言いますか、フリーターと言いますか
なんともよく分からない存在であったことと思います。
焼き物の収入だけでは生活できませんから、
家庭教師をやったり福祉施設で焼き物の講師をやったりしていました。
それらのバイトから学ばせてもらったこともあり、
生計を立てるためだけの手段にならなくてよかったです。
焼き物だけで一応生活ができるようになったのは2015年ごろでしょうか。。
2015,16年ごろから夕方にアルバイトの学生たちが出入りするようになり
工房も今の場所に移しました。
年式は古いですが大きな窯のついた物件で、先輩作家さんが引っ越すため
入れ替わりで私が入居しました。
グレーの釉薬の作品を始めたのもこの時期です。
2017年には初めてフルタイムの従業員を雇いました。
いま思えば仕事量と人数が合っていなく、たくさん迷惑をかけた時期でした。
ここまでの焼き物のキャリアで一番反省している時期です。
食べれるようにはなったけど、なにか地に足がついていない感じで
これでは...と思いつつも、個展やイベントに追われていたように思います。
2018,19年はいまいる古株の従業員が揃った時期です。
アルバイトの学生も増え、工房全体の人数もずいぶん増えました。
生地作りは分業できるようにして、絵付けの作品作りを本格的に始めました。
今の仕事の仕方の土台ができた時期でもあります。
2020年になるともう去年のことですが、
初めて事務のスタッフを採用しました。
従業員が増え、事務仕事が多くなったことも一つの理由ですが
コロナの影響もあり、陶器市開催が難しくなったことから
替わる手段としてnoocを始めました。
いつかお店を作りたいという思いがあり、その第一歩かもしれません。
そして2021年、4月1日より工房が法人になりました。
保険や年金といった面で従業員を安心させたかったのが一番の理由です。
時間はかかりましたが私自身も笠間で根を張ってやっていこうと決めました。
社名は「abe pottery studio株式会社」としました。

焼き物を始めたのは大学に入学した2005年の春、独立したのが2013年。
19歳の私と27歳の私と、現在35歳になった私。
同じ焼き物でも作るものも関わりかたもすこしずつ変化しています。
独立した2013年を1回目とするなら、今回は2回目の出発でしょうか。
2回目の出発はひとりではないのが心強くもあります。

ロゴに「kasama」を入れるか迷いましたが、今回は入れませんでした。
いつかその時がきたら満を持して入れたいと思います。
ロゴはnoocロゴと同じくデザイナーのサイトウさんに。
