2022/05/14 10:41
西の方ではもう梅雨入りしたようで
統計史上最も早い梅雨入りなんだそうです。
早く梅雨入りした分、早く終わるならいいのですが
今年は長い梅雨になるのでしょうか。。
陶器市シーズンも終わり、笠間もいつもの感じに戻りました。
GWは前半は館山に1泊旅行に行ったり、ワクチン3回目を受けたり
近所の美術館に行ったりしました。
最近見に行けていない映画も行きたかったのですがタイミング合わず。
制作の方も鎌倉での個展に向けてじわりと進めておりました。
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工房は笠間なのですが、住まいは隣の隣の下館というところにあります。
笠間から下館は車で40-50分かかり、毎日通勤しています。
自宅から歩いていけるところに板谷波山という明治から昭和中頃に活躍した陶芸家の生家があります。
板谷波山は彫刻を学んだ後に陶芸の道に入り、90代までの長命の陶芸家でした。
植物や動物の絵付けを施した器胎を半マット調の釉薬で覆った「葆光彩磁」という作品が特に有名です。
美術館の照明の下でしか見たことがないのですが、独特の見え方(光り方)をする作品です。
自宅の近所にたくさん貼ってある板谷波山展のポスターを見て
近いし、なんとなく気が向いて足を運びました。
久しぶりにまとまった数の作品を観ましたが
時間が経ち、技法や図案等のデザインではなく、改めて気付きもありました。
近くの記念館にも立ち寄り、知らなかった波山の人柄にも触れ
厳しい作陶姿勢から生まれた作品としての美だけでなく、おおらかさや優しさを感じました。
