2022/12/20 20:36
笠間の回廊ギャラリー門さんでの個展がはじまりました。
初日と2日目もすこし在店させていただきました。
年末のお忙しい時期にも関わらずお出かけくださりありがとうございました。
会期は27日まで、よかったらお立ち寄りくださいね。



+ + + + +
今回は定番のものだけでなく、今年の各地の個展で新作として制作してきたものを中心にご用意しました。
これまでは型モノで作るお皿類が圧倒的に多かったのですが、
カップやボウル、花器など、ろくろで挽いて作るものに重きを置きました。
陶芸をはじめて最初の6,7年はろくろばかりやっていて、
型モノが中心になってきたのは笠間にやってきてからです。
もう10年くらい前になりますね。
型ならろくろでは作れないようなカタチ(例えば楕円形だったり...)も作ることができ、
ろくろで挽く回転体に囲まれて育った身としてはとても新鮮でした。
石膏で型を作る工程も好きだったので、どんどんハマっていきましたが
最近になり改めてろくろもいいなぁなんて思うようになりました。
きっかけは昨年、益子陶芸美術館で観た故 黒田泰蔵さんのろくろの動画を観たことだったり、
むかし初個展をさせていただいたカフェの店主さんに「バラバラなのがいい」と言われたことをふと思い出したり、
「型モノのイメージがあるが意外とろくろがうまい」と大御所作家さんに言っていただいたり...きっかけは色々あるのですが。
たまに忙しいときなんかは日曜出勤して、ラジオもつけずにろくろに向かうときがあります。
その日の環境音とろくろの廻る音は制作に集中するにはいいですね。
それでテンポ良くポンポンろくろが挽けたときは最高です。


