abe pottery studio nooc

2023/03/07 11:07


3/20 追記
募集終了しました。たくさんのご応募ありがとうございました。


+ + + + +


abe pottery studioでは現在、事務職の正社員を募集しております。

より詳細はご確認いただけます。


求める人物像としては
まず第一に陶磁器や工芸に興味を持っている方。
撮影スキルや画像編集スキルがある、もしくは習得できるよう積極的に取り組める方。
マルチタスクで物事を考え、能動的に行動できる方。
社内の全員と関わるポジションでもあり、ある意味工房の要とも言えるかと思います。

一言で「事務職」といっても弊社での事務職は陶磁器制作以外の部分を広くカバーする事務職です。
このHPやSNSの管理、発送作業や納品書などの伝票作成、材料や消耗品の発注、
外部とのメールのやり取り、来客や電話の応対、従業員の労務管理、
簡単な経理処理や採用活動、この時期だと送別会の手配まで。

私自身もほぼ毎日何かしらの事務仕事はしていますが、
そのサポート的な仕事もお願いすることになります。
多岐にわたる業務内容になり、常に幾つかのタスクや締め切りがあります。


+ + + + +


勤務地は茨城県笠間市。
焼き物の工房というと山深いところを想像されるかもしれませんが、
そこまで山のなかという感じでもありません。
自転車通勤のスタッフも多数おりますが、田舎なので車はあった方がいいかと思います。

笠間は小さくとも焼き物の産地です。
生活していると焼き物関係者と出会うこともままあります。
陶芸家(業界では「焼き物屋」といいます。)というのが全く珍しくない土地柄です。
家賃相場は23区内で1Kの金額なら駐車場2台以上ついた一軒家になると思います。
やや盆地の地形のため、夏は暑く、冬は寒いです。

撮影スキルや画像編集スキルはあった方がベターですが、
ない場合、積極的に技術を吸収する姿勢は必須です。
オンラインショップ用の撮影もSNSの更新も基本的には写真と動画とテキストで伝えなくてはなりません。

焼き物自体の経験は不要ですが、入社後3週間ほどは制作のひと通りの流れも経験していただく予定です。
土を練り、実際に器を作り、仕上げの工程まで。
工房の仕事の本流はやはり陶磁器制作。
事務職としての守備範囲だけでなく制作のことを多少であっても分かったうえで取り組むほうが
より仕事への理解度が高められると考えているからです。

年間休日は125日です。
日曜を法定休日としていて、もう1日(所定休日)は月〜土より選択制。
有給はいつでも、何日連続でも取得可能です。
残業も基本的にはありません。あっても5分/日くらいです。
副業も可能ですが、あくまでも弊社業務が「主」であること。
髪型や服装については自由です。


+ + + + +


中小企業(の「小」寄りかと思います。)ゆえ資本が大きいわけではありません。
今年の春でちょうど創業10年を迎えます。
元々は私ひとりの陶磁器メーカーだったのですが10年かけてすこしずつ大きくなってきました。
2021年に法人改組し、もうすぐ2期目が終わります。

弊社が目指すものは三つあり、
ひとつは「100年後、アンティーク食器として流通できるもの」です。
100年後の蚤の市かフリマか、メルカリみたいなものかオークションか、
市場はわかりませんが、年月が経ってもきちんと価値を持っていられるものを作りたいということです。

ふたつ目は「作家ものと工業製品の中間をゆくもの」
作家ものと工業製品のそれぞれが持つ良いところを併せ持つものづくりを目指しています。
作家ものの良さはいろいろありますが工業製品では出しにくい風合いや、長いスパンでの作家自身の変化も楽しめるところ。
工業製品の良さは耐久性や反復性の高さ、手頃な価格、スッと現代の生活に馴染む感じだったり、取り入れ易さも魅力だと思います。
作家ものと工業製品の2極の間にはいくつもの着地点があり、どこに軸足を置くかを大切にしています。

三つ目は「焼き物の仕事のあり方を変えること」
この業界は長く徒弟制度(師匠と弟子)が根付いている業界です。
完全悪とは思いませんが、時代には合っていないと考えます。
月10万円で住み込みや月7〜8万円で9時から23時まで、時給換算400円とか。
私が独立した頃によく耳にした待遇です。
これでは「若手を育てる」と言っても、その当事者の若手は生活できないし、
いざ独立のときに元手ゼロからスタート、新しいバイトを探すことになってしまいます。

他の業種だとできる「普通」がどうして焼き物の仕事だとできないんだろうか。
これが私の仕事の原動力のひとつにもなっており、
もしかしたら私がこの業界で取り組むべき一番の課題かもしれません。


+ + + + +


書き始めると長くなってしまいましたが、お読みいただきありがとうございました。
求人サイトには載せきれない詳細な部分や仕事自体の考え方など掲載させていただきました。
書類のご準備や面接へのご足労などお手数をお掛けしてしまいますが
良いご縁に恵まれるといいなと思っております。
何卒よろしくお願いいたします。



abe pottery studio inc. 阿部慎太朗









newsletter

次回OPENの日程や展示のお知らせなどの最新情報をお届けいたします。