2024/12/29 18:51
蘇州4日目。
この日は朝ごはんに揚げ小籠包のお店へ。
たこ焼きを二回りくらい大きくしたようなサイズ感。
中のスープはとてつもなく熱いので注意が必要ですが、
これはとても美味しかったです。蘇州で食べたものの中でもTop3に入るくらい。

蘇州は歴史ある庭園が多い街で、拙政園に連れて行ってくれました。
拙政園は池に浮かぶ島を巡る回廊型の庭園で
蘇州の観光地の中でも最も混雑するそう。





今日はギャラリーにも立ち寄りました。
税関で止められていた荷物も遅れて到着していました。
馬のカップ&ソーサーなど。

今回の私の個展を最後に、ギャラリー本物さんは移転されることに。
現在は冒頭の揚げ小籠包屋さんの近くで営業されています。
来年も個展を、との話も出ているので次回は新店舗ですね。
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午後はまた蘇州の旧市街へ。
この日は通訳さんもいて頼もしい。

日系企業で働いているそうで、面白い方でした。
カフェや蘇州食べ歩きなど、街のことをいろいろ教えてくれました。
写真は餡子の入ったお餅(餡子がものすごい熱さで火傷)と
手羽先っていうか鳥の足の煮込みの人気のお店に並んでいるところ。
ビジュアルは鳥の足のカタチそのままなのでちょっとびっくりしますが
食べてみると美味しい。泡系のアルコール必携かな。


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蘇州最後の夜はギャラリー近くのごはん処で。
この日はオーナーさん持ち込みの蘇州蟹と高そうなウイスキーが主役。


蘇州蟹は小ぶりな蟹で殻も薄く、歯でバリバリと割って食べます。
美味しくて3杯食べました。
ウイスキーも普段は飲まないのですが、ありがたくいただきました。
すこし乗り慣れた電動スクーターで蘇州の夜風にあたりつつ宿まで。
水の都は夜も素敵なのです。
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最終日は寒山寺や報恩寺に。
寒山寺境内にあるカフェに連れて行ってくれました。

このカフェはギャラリー本物さんの内装デザイナーの方がデザインしたそうです。
十八慢とは自慢、慢心、傲慢など18の心の状態のこと。

天井から時々水滴が落ち、目の前の水盤に波紋を立てます。
窓の数は18個あり、自分と向き合うということでしょうか。
非日常の空間でした。

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最後は報恩寺。
私にとって蘇州といえば、なランドマークです。
蘇州に着いた夜にも迎えてくれ、
どこに行くにもこの報恩寺の九重塔の下を通りました。



4泊5日の蘇州旅も終わりです。
最後に蘇州麺をいただいて(若干二日酔い気味)
上海東浦空港までまた送ってもらいました。

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これまでも何度か中国での展示の機会はありましたが
コロナもあり、実際に中国に行くのは初めてでした。
日本人作家の器は中国では高い人気がありますが
日本のイチ作り手としては正直あまり手応えを感じていませんでした。
しかしながらもう何年も器をご愛用いただいている方や、
お店で使っていただいたり、日本のお客様と同じように中国にもお客様がいました。
笠間の工房でひとつひとつ作ったものが海の向こうの知らない食卓で使われている。
これは作り手としてはとても嬉しいことです。
これから中国での個展の機会も増えていきそうですが
これまでより使い手のイメージもしやすくなり、
何より、私自身の中国へのイメージが変わりました。
オーナーさんからのアドバイスや次回へのリクエストもいただき
蘇州から戻ったあとはそれらも意識して取り組んでいます。
まだまだ写真や動画も載せきれないくらいあるのですが
すこしでも様子が伝われば...と思います。
中国でお会いしたみなさま、再見!
