abe pottery studio nooc

2025/08/05 17:05


連日の厳しい暑さが続いていますね。
今日の笠間は39℃予報。
暑中お見舞い申し上げます。

当日のおしらせになってしまいましたが、
京都駅のジェイアール京都伊勢丹でのグループ展に参加させていただきます。
今回は檸檬のお皿やカップ、ボウル合わせて50点ほどお送りしております。
京都も厳しい暑さかと思いますが、京都駅周辺にお越しの際はお立ち寄りくださいますと幸いです。
会期は8/25まで、どうぞよろしくお願いいたします。


かわいい♡手しごと展2025 Vol.1
2025.7.29(火)-8/25(月/祝)
ジェイアール京都伊勢丹 8階和洋食器

※私は8/5(火)からの参加となります。


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20年以上前、19歳の阿部青年は一年だけ京都に住んでいました。
一応大学浪人というテイで実家のある高松から出してもらい、初めての一人暮らし。
当然のようにすぐに生活は乱れ、ぶらぶらした日々を送っていました。

なぜ京都だったのかというと、当時NHK大河ドラマ「新選組!」が放送されていました。
後の新選組を結成する近藤や土方、沖田は多摩の田舎から京を目指し、
不逞浪士を取り締まる壬生浪士組を結成するワケです。
毎週見ているうちに京都に行ってみたいと思うようになったのでした。
高校までの修学旅行は広島、九州、韓国でしたので京都には一度も行ったことがありませんでした。

当時、二条城の近くに住んでいて、主な移動手段は地下鉄か1万円くらいで買った小さい自転車。
碁盤の目のような街を歩いていると、ここは大河で出てきたとこだ...とか、
高松ではみたこともなかった色々な専門店が集まっていて(茶道具、着物屋、古布屋、陶芸やガラスの工房もありました)
さすが京都は違うなぁと思ったものです。
その頃は工芸には全く興味はなかったので、横目で見るだけでしたが...。

歩き疲れるとカフェで一服、古本屋で買った本や一応浪人生なのでテキストを開きます。
時間はたくさんあったので一日が長く感じるほどでした。
二条城のあたりから鴨川や清水あたりまでが主な行動範囲。
地図読めない族の私でもそのあたりなら頭のなかにマップが出来上がりました。
一年ぶらぶらしていましたから。

その後東京の大学に進むことになり、春には京都を離れることになるわけですが、
毎日どこからか聞こえる祇園祭の練習の音や、暗くなってからの鴨川の雰囲気、
青紅葉が紅葉していく様子や、雪に覆われた銀閣。
知り合いもいない、彼女もいない、やることもない(勉強せい)なかで、
日頃気にしていなかった変化や小さな事柄にも気付かされるような日々でした。

そんな隠遁生活を送った京都。全く無意味だったわけではないはず...と思っています。
勉学の面では期待に応えられず、親には申し訳なかったですが。。親父、スマン。反省。












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