abe pottery studio nooc

2025/10/03 23:36


中国・重慶に行ってきました。
今回は重慶の1/2ギャラリーさんでの展示です。
オーナーさんは以前からお皿等を使ってくださっているそうですが
お会いするのは今回が初めてでした。



朝焼けたばかりの器を持って空港に向かいます。
成田からは1日1便しか直行便がなく、大体5時間のフライトです。
重慶の空港に着いたのは夜12時近くでした。
空港までお迎えに来てくださり、ホテルまで送っていただきその日は就寝。


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翌朝は個展の初日ということで終日在廊させていただきました。
地元のお客さまから、私は席を外していてお目にかかれなかったのですが
シンガポールやフィリピンからのお客さまにもお求めいただいたそうで
普段私が考えているよりもずっと遠くまで器が旅をしていることに驚きました。





夜は貴州料理のお店へ。
重慶の南に位置する貴州は重慶料理ほど辛くはないけど似ているそうで
極端に辛いものは非対応の私に合わせてくださいました。
実際にちょうどいい辛さで美味しかったです。



ビールは重慶の地ビールをいただきました。
日本の大手のビールに比べ炭酸が弱く、すこし甘めに感じました。
辛い料理を中和するためか、もっと辛く感じさせるためか...。


食後は重慶の夜景観光へ。
本当に華やかで今も目に焼き付いています。
昨年行った蘇州は水の古都と言われていて日本だと京都に例えられます。
一方、重慶は経済と山の街。
高低差の多い複雑な地形と、夜景からもエネルギッシュな印象です。




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翌日は朝から通訳を務めてくれている「えっちゃん」と1日重慶観光へ。
ロープウェイで市内を流れる長江を渡ったり、私のリクエストで三峡博物館。
原宿のような雰囲気の文創エリア、一際大きな重慶のランドマーク、ラッフルズシティなど。
重慶の街を案内してくれました。






夜はえっちゃん母も合流して一緒にごはんや夜景を見に行ったり
早くも重慶での最後の夜を楽しみました。



肝心の中国語をえっちゃんに二日間教えてもらったり、
とてもマニアックな日本語、「不憫」「弱みを握られる」「気の持ちようよ」など...笑
えっちゃんの日本語能力のレベルの高さに驚くのでした。
二日間、とても心強かったです。ありがとう。


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翌朝はもう帰国の日です。
それまでの時間、ホテル近くを散歩しました。
小さなカフェや食堂も多いエリアで、
内と外が曖昧で、なんなら隣の店舗との境目も曖昧な雰囲気です。



最後に重慶小面(辛い麺料理)が食べたくて小さな食堂に入り、
辛さを控えめにして欲しいと伝えるもなかなか伝わらず困っていたら
そこで食べていた若い男性が日本語を勉強していた方で通訳してくれました。
そしたら店主さんが「初めて重慶に来たのなら私の奢りだから、美味しかったらまた食べにきて!」と御馳走してくれました。
なんと粋な...私は「謝謝、謝謝」と言うことしかできず...。



小面は本当に美味しかったし、辛さも控えめにしてくれていたし、
何よりもその若い男性と店主さんの温かさが身に沁みました。
必ずまた食べに行きたいと思ったお店です。




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3泊4日と短い旅でしたが、ギャラリーオーナーさんや通訳のえっちゃんはじめ、
お客さまや街の重慶人にも温かく迎えていただき、本当に嬉しかったです。
オンライン販売にも対応してくださるそうなので
中国国内で遠方の方も良かったらご利用くださいね。



個展初日のお昼にえっちゃんと食べに行った刀削麺。
日本ではあまりないくらい山椒はじめスパイスの効いた一杯。
中国はやはり麺料理が美味しい。
麺がビュルビュルで、二人とも服が赤黒いシミだらけになって笑っちゃいました。















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