2025/12/04 09:20
久しぶりに京都での展示のおしらせです。
いつもお世話になっている京都おうち平安神宮店での企画展に参加させていただきます。
新作や最近制作しているシリーズを中心に70点ぐらいお送りしております。
お皿やカップ、ボウル、カトラリーレスト、ピッチャーなどなど。

たくさんの作家さんが参加されている企画展で、会期も年明けまでと長いので
お近くにお出かけの際はお気軽に覗いてみてくださいね。
どうぞよろしくお願いいたします。
久しぶりに京都行きたいなぁと思いつつ、まだまだある年内の仕事を進めます。。

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週末は久しぶりに遊びで東京に行きました。
月に2-3回は行くのですがいつも仕事だし、
泊まるほどの距離でもないので大体日帰りです。
今はホテルも高いですしね。
行ったのは二子玉川で、私にとっては思い出の詰まった街です。
大学の陶芸部の部室があったので7年間、ほぼ毎日通っていました。
駒沢から自転車で246号線に沿って走り、桜新町と用賀を抜けて
瀬田の交差点を過ぎて坂を下りながら、二子玉川の髙島屋が見えてきたら右折。
大学の玉川キャンパスの部室を目指します。
年300回通ったとして、在学中に最低でも2000回は通ったのではないかという道です。
部室には陶芸の基本的な道具一式や先人の遺した謎の原料、
ロクロは4台あり、小さな灯油窯もありました。
作ってから焼成するところまで全て完結させられます。
暑い日も寒い日もエアコンもない部室でひたすら作っていました。
当時はとにかくロクロが上手くなりたくて陶芸の本を読み漁り、
昭和の陶芸家が私の中でのスタープレイヤーでした。
(今もスターまではいかなくとも好きですが)
一見奇特に見えるかもしれませんが、大学の陶芸部には同じような趣味の者が何人もおり、
ときに技法や窯詰めや焚き方、景色(焼き物の表情のこと)の解釈の相違や、
各々の独自の陶芸論や部の方針を闘わせ喧嘩になるほど。
今思い返せば、何をそんなに熱くなってたんや。。という感じですが。
※学問として学んでいる訳ではなく、あくまでもサークルです。
よく自転車での行き帰りで「今日はあれを作ろう、明日はこれを作ろう」とか考えていました。
三回も留年しても本業の学問のことを考えたことはなかったような気がします。
この授業はあと何回休めるか...の算段くらいはしていましたが。。
今では車移動がほとんどになりましたが、今も運転中にいろいろ考えます。
流石に今は「あれ作ろう」ばかりではなく、考えなければならないことは数多あります。
なんか最近いろいろと複雑になってきたなぁと
246号線を車で走りながら、なーんも考えずにただ夢中に作るだけの20代の阿部青年を思い返すのでした。

