2026/01/25 18:53
いつもお世話になっているつくばのcosajiさんでボウル作りのワークショップを開催しました。
今回は分割できる石膏型を使って四角いボウルを作っていただきました。
ご参加いただきありがとうございました。

私としても初めての作り方で、長年アタマの片隅にあったものを
ワークショップがきっかけとなり取り組むことができました。
(cosajiさんで前回開催した際、「次回はカップかボウルで!」と言ってしまった。)
これまでの型作りでは板状に伸ばした粘土を型に押し当てて作る「押し型」での成形でした。
私としてももう15年くらい取り組んでいる、最も得意な成形方法です。
今回はボウルを3つのパーツに分解成形し、それらを最終的に合体させて作る「割り型」での成形です。
この方法を使えば、ロクロが挽けない方でもカップやボウルなどの立ちものも反復して作りやすいですし、
同心円以外のもの(楕円や四角、星型など)も成形できるようになるハズです。
ワークショップ参加者さんはありがたいことにリピーターの方が毎回多く、
今回も半数の方が2回目、3回目の方でした。
これまでに比べて工程も多く、とても難しい成形方法でしたが、
みなさん黙々と。気づけば1時間経っているような、そんな回でしたね。
丁寧に制作してくださったおかげで今のところ傷もなく良かったです。
粘土って不思議で、もう20年以上やっている私でも時間を忘れて没頭することが未だにあります。

cosajiさんではキュノワールの器や、絵付けのものもすこし展示していただいています。
今年から本格的なカフェ営業も始められたcosajiさん。
お近くにお出かけの際は覗いてみてくださいね。
会期は2/1まで。どうぞよろしくお願いいたします。


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型といえば「これって型で作るんですか?」と時々尋ねられます。
「そうですよー」とお答えするとがっかりされてしまうこともあります。
おそらく「型=量産品」という図式があるのかなと思います。
確かに量産をするにはたくさんの型や大きなマンパワーが必要になるかと思いますが、
我々のような個人作家の扱う型は量産目的というよりは、
ロクロ成形ではできない形状のものを作るために型を制作する場合がほとんどかと思います。
例えば星型の皿をロクロで挽くことはできません。
型も当然イチから作るので、まずは原型を作りそこから型を取ります。
ひとつのカタチに対し型も基本的には1個しかなく、結局はひとつずつ作るしかありません。
私自身は型成形もロクロ成形もやりますが、量産という意味ではロクロの方が早いです。
型モノには型モノのノウハウや悩みもあり、万能ではありません。
ロクロと型モノ、私自身は作りたいものによって使い分けてやってきました。
どちらが主というでもないですが、笠間や益子のような産地だとロクロが挽ける人はたくさんいるので
自分の強みとしてはやはり型成形なのかなとは思います。
(でも最近は絵付け量が増えてきたので、ロクロで挽いただけのシンプルなカタチが好きだったりもします。)
ちなみに私自身は量産品(工業製品)にも優れたものがたくさんあると思っています。
手作りだからイイ、とかはありません...!
