2026/05/28 11:03
西麻布に桃居というお店があります。
正確にはありました、となり26日で閉店しました。
店主の広瀬一郎さんは日本を代表する工芸のギャラリストでもあります。
初めてお店の名前を目にしたのは大学時代なのでもう20年前になります。
当時私も大学の陶芸部でだんだん焼き物に熱中し始めたころでした。
陶芸の専門誌に載っていた作家さんの個展予定の欄にその店名がありました。
漢詩っぽい名前で「とうきょ?ももい?」なんと読むのだろう。
その後、陶芸部での7年間を経て笠間へ。
陶芸を続けていくうちに何度もその店名を見ることになります。
初めて広瀬さんにお目にかかったのは、とあるトークイベントでした。
イベント自体にも大変緊張しましたが、今となってはどちらかというと
雑誌の中で何度も目にしていたあの広瀬一郎さんに緊張しました。
いつしか憧れとなっていた桃居。
ご縁あって私も3回個展をさせていただきました。
実は今年の秋に4回目を予定していました。
昨年のある日届いた桃居からの閉店のお知らせの封書。
驚くというよりはそのタイミングが来たんだな...と静かにショックを受けました。

そこからほどなくして、広瀬さんの「その後」のお話を聞き驚きました。
24年から現在もお取り組みさせていただいている45Rさんと広瀬さんが一緒にギャラリーを作るというのです。
(45Rさんとの出会いも桃居がキッカケでした。)
名前は「茶馬亭」
茶馬古道という中国とチベットを結ぶ交易路に由来します。
現在工事中の銀座5丁目の4フロアからなる45Rさん新店舗の4Fにオープンします。
広瀬さんは「最後のご奉公」とおっしゃっていましたが、
何か恩返しをしたいと思っていた私は内心とても嬉しかったです。
茶馬亭オープンの準備も進んでいるようです。
新しい台風の目にもなりそうなそんな予感もしています。
